オリジナルコースターの印刷プロセス、デザインアイデアなどを紹介!
「オリジナルコースターはどのように印刷されるのか」「どのようなデザインにすればいいのか」など、オリジナルコースターの印刷や製作で頭を抱えている方は多いでしょう。
さまざまな場面で活躍するコースターをオリジナル製作する際は、どこで何のために作るのかを明確にすることが大切です。
本記事では、オリジナルコースターの印刷プロセスや製作時のポイントなどを解説します。
- コースター印刷の基本プロセスを紹介
- コースターのデザインアイデア
- コースターの材質選びで押さえておきたいポイント
- コースターの製作コストを抑えるヒント
- マスプロックのサービスを紹介
- コースターの印刷・製作に関してよくある質問
この記事を読むことで、コースターのデザインアイデアや材質選びのポイントなども分かります。気になっている方はぜひ参考にしてください。
1.コースター印刷の基本プロセスを紹介
最初に、コースター印刷の基本的なステップと注意点をチェックしましょう。
一般的な印刷方法は「オフセット印刷」
さまざまな印刷方法がありますが、オリジナルコースターの製作でよく採用されているのはオフセット印刷です。オフセット印刷とは、マゼンタ・イエロー・シアン・ブラック各色の版を出力するという点が特徴となります。これら4色を1枚の紙に刷り重ねることで、最終的な仕上がり色を再現する印刷方法です。オフセット印刷は短期間で大量製作ができるほか、単価を抑えられるので書籍・冊子・チラシの印刷にも使用されています。
印刷の基本的なステップ
オリジナルコースターの製作において、どのようなプロセスで印刷されるのでしょうか。具体的な流れはデザインや製作業者などで異なりますが、基本的なステップは以下のとおりです。
- 製作業者に無料相談・無料見積もりを依頼する
- コースターのデザインや仕様について要望を伝える
- 見積書の内容を確認し、デザインデータを用意する
- デザインデータの最終確認後、製作開始
- 宅配便または来社時に商品を受け取る
中でも注意すべきステップは、オリジナルコースターに反映させるデザインデータの作成です。一般的に、デザインデータはIllustratorを使用します。自分でデザインデータの作成が困難な方は、ラフ画のイメージでも構いません。ロゴ・写真・イラストなどを用意すれば、製作業者がデザインデータを作成してくれます。
2.コースターのデザインアイデア
ここでは、コースターのデザインアイデアと作り方を紹介します。
製作目的と使用用途を明確にする
コースターに印刷するデザインを考えるときは、製作目的と使用用途を明確にすることが大切なポイントです。どこで何のために使用するのかが明確になれば、その用途に合わせたデザインで固めることができるでしょう。たとえば、新商品やサービスのPRとしてコースターを無料配布する場合、新商品・新しいサービスのアピールデザインが好ましいです。企業の周年記念などで配布する場合は、企業のロゴと日付を入れると特別感が生まれます。
QRコードやオリジナルイラストを入れる
最近では、コースターにQRコードを印刷するアイデアが増えてきました。コースターに印刷されているQRコードをスマホで読み取ると、キャンペーンサイトや公式ホームページに誘導できるという仕組みです。オリジナルコースターのデザインによっては、さまざまなキャンペーン施策として役立ちます。また、子ども向けのイベントなどで使用する場合は、子どもが喜ぶようなポップなデザインにしたり、オリジナルキャラクターのイラストを印刷したりするのもアイデアの1つです。
形と大きさにこだわる
顧客を引きつけるデザインにしたい方は、形と大きさにこだわりを持つといいでしょう。一般的なコースターといえば、丸型・角丸型の2種類です。製作業者の中には、さまざまな形を用いた変形コースターの製作を受け付けているところがあります。たとえば、菊型・りんご型・お盆型・おむすび型・だるま型・扇型・六角型などです。コースターの形や大きさを変えるだけでも、ほかのオリジナルコースターとは異なるデザインや雰囲気に仕上がります。
3.コースターの材質選びで押さえておきたいポイント
ここでは、コースターの材質選びで押さえておきたいポイントを解説します。
材質別の特徴を把握する
コースターの材質には、紙製・コルク・木製・布製・ラバーなどさまざまな種類があります。材質によってデザインの仕上がりや色の反映などが大きく異なるため、まずは材質ごとの特徴を把握することが大切です。主な材質別に特徴をチェックしておきましょう。
- 紙製:比較的安価で大量生産ができる。デザインは豊富だが、再利用はできない
- コルク:軽くて使いやすいが、ちぎれやすく汚れが目立つ
- 木製:汚れても水で洗えるので再利用できる。オシャレなデザインが多いが、カビが生えやすい
- 布製:比較的安価で吸水性に優れているが、汚れが目立ちやすい
- フェルト製:クッション製が高く、断熱性と吸水性に優れている。水洗いはできない
発注数や製作目的を考慮する
デザインの仕上がりを優先することも大切ですが、コースターの素材を選ぶ際は発注数や製作目的を考慮する必要があります。たとえば、ノベルティーとしてコースターを製作する場合、大量生産をするケースがほとんどです。高価な素材を使用するとすぐに予算をオーバーしてしまうため、発注数と予算を踏まえた上で素材を選ぶ必要があります。また、どこでどのようにコースターを使用するかによっても、素材選びが左右されるでしょう。自分たちで決められない場合は、製作業者に相談するのも方法の1つです。
4.コースターの製作コストを抑えるヒント
ここでは、コースターの製作コストを抑える要素を紹介します。
色数を抑える
コースターの製作費用を抑えるコツとして、色数を抑える方法があります。製作業者によって選択できる色数は異なりますが、無地・1色・2色・3色・4色のカラー展開が可能です。色数が多ければ多いほど費用は高額になるため、できるだけコストを抑えたい方は色数を抑えるのがポイントとなります。色数を抑えるとシンプルになりすぎると不安になりがちですが、その場合はデザインに工夫を凝らすことでオシャレなコースターに仕上がるでしょう。
シンプルなデザインにする
色数を抑えながら、デザインをシンプルにすることでコストダウンが実現できます。複雑なデザインになるほど印刷が難しくなるため、その分の費用が上乗せされる可能性があるでしょう。あらかじめ予算が決まっている場合は、予算内でどのようなデザインができるのか、製作業者に相談するのがおすすめです。また、製作業者のホームページに掲載されている施工事例をチェックするのもいいでしょう。
大量発注を検討する
オリジナル製品は発注数が大量であればあるほど、単価を安く抑えることができます。コースターの印刷に関しても、1,000枚を発注するより10,000枚を発注したほうが単価のコストダウンにつながるでしょう。無理に大量発注する必要はありませんが、プロモーションやノベルティーなどでコースターを製作する際は、分割して発注するよりもまとめて大量発注をしたほうがお得です。
素材を紙製にする
コースターの素材を紙製にすることも、コストを抑える方法の1つです。前述したように、コースターの素材はさまざまな種類がありますが、紙製は比較的安価な素材となります。また、紙製は印刷もしやすいという特徴があるため、デザインの種類も豊富です。発注数やデザインによって異なりますが、1枚あたり3.7円から製作できます。できるだけ製作コストを抑えたい方は、紙製のコースターを選んで見てはいかがでしょうか。
5.マスプロックのサービスを紹介
ここでは、オリジナルコースターの製作を行っているマスプロックを紹介します。
品質重視の実績と信頼
静岡県富士市という紙の街で創業以来50年の実績があるマスプロックは、顧客総数1,000社以上の信頼があります。コースターは本来の役割である吸水性を第一に考えて製作しているので、水分を逃がさない吸水速度が特徴です。新しい技術の導入も積極的に行っており、20年前からデジタル印刷を導入しています。職人のこだわりと最先端技術で製作したコースターは高品質です。
地の利を生かしたスピード納品と低コスト
マスプロックは、原料調達から製作・印刷のすべてを地元で対応しています。地元対応によって輸送コストや在庫負担を抑えることができるため、製品の低価格化が実現できているのです。また、仕入れや輸送にかかる時間的ロスもほとんどありません。コースターはもちろんのこと、あらゆる製品を短い期間でお届けできます。
コースターの種類が豊富
マスプロックは通常コースターだけでなく、小ロットコースターや変形コースターなどさまざまな形や大きさのコースター製作に対応しています。通常コースターでも、サイズは70mm・75mm・80mm・85mm・88mm・90mmと多種多様です。小ロットコースターはオンデマンド印刷による阪代が不要なので、パーティーや短期イベント・結婚式などに使用できます。できるだけ費用を抑えたい方にもおすすめです。人目を引くようなデザインにしたい方は、一般的な形とは少し違う変形コースターを選択するといいでしょう。
お客様のニーズに合わせたアドバイス
他社では無理といわれたデザインでも、マスプロックなら実現できる可能性があります。これまでの実績はもちろん、さまざまな要望・疑問・悩みを解決することがマスプロックの特徴です。当社だけで対応できない場合には、20社以上の協力会社との連携を行います。できるだけお客様の要望やイメージを形にする努力をマスプロックは惜しみません。コースターの製作でお悩みの方は、ぜひ一度お問い合わせください。
6.コースターの印刷・製作に関してよくある質問
コースターの印刷・製作に関する質問を5つピックアップしてみました。
Q.見本を見せてもらうことはできるのか?
A.製作業者の中には、実際に製作したコースターの見本を見せてもらえるところがあります。どのような仕上がりになるのか、どのような質感になるのかなど、実物を見ると理解しやすくなるでしょう。また、具体的なイメージやデザインも浮かびやすくなります。
Q.印刷でこだわりを持たせることはできるのか?
A.紙製の場合、型押し・箔押し・浮き出しといった手法で印刷できることがあります。型押しは模様を表現したいときに、箔押しは豪華な仕上がりにしたいとき、浮き出しは模様や文字を浮き出させたいときにおすすめです。印刷の方法によってもコースターにこだわりを反映させることができるため、製作業者に相談してみてください。
Q.紙製コースターのメリットは?
A.何よりもほかの素材より安い価格で製作できるという点です。オリジナルコースターを製作する場合、いくらぐらいになるのか、予算内に抑えられるのか気になっている方は多いでしょう。紙製は費用が抑えられるほか、使い捨てタイプなので衛生面も安心できるというメリットがあります。
Q.コースターの製作費用はいくらぐらいか?
A.参考に、マスプロックの丸型・角丸型コースターにおける製作費用(一部)を下記にまとめました。
1,000枚
- 厚さ0,5mm:1色 12,800円、2色 16,000円、3色 15,800円、4色 28,000円
- 厚さ1,0mm:1色 13,500円、2色 16,000円、3色 24,000円、4色 30,000円
2,000枚
- 厚さ0,5mm:1色 14,000円、2色 17,000円、3色 22,000円、4色 30,000円
- 厚さ1,0mm:1色 14,800円、2色 17,000円、3色 25,000円、4色 36,000円
Q.コースターの印刷でよくある失敗は?
A.「仕上がりとイメージが違う」「色がデータよりも濃い(または薄い)」という失敗があります。イメージと完成品で違いが生まれるのは、製作業者との打ち合わせ不足が大きな原因です。しっかりとこちらの要望を製作業者へ伝えると同時に、気になることや疑問点はすぐに解消してください。
まとめ
いかがでしたか? オリジナルコースターの印刷は、仕上がりに大きな影響を与えることになります。イメージどおりのコースターを作るためにも、何のために製作するのか、目的と使用用途を明確にしてください。そして、製作業者選びも大切なポイントとなります。紙製のコースターを製作しているマスプロックでは無料相談を受け付けているので、コースターの印刷や製作でお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。