コースターにはどんな役割がある? オリジナル製作がおすすめな理由は?
喫茶店などで冷たいドリンクを注文すると、コースターが敷かれていることがありますよね。実は、コースターには多くの役割とメリットがあるため、オリジナルのコースターを使用する飲食店などが増えているのです。
そこで今回は、コースターの役割や、オリジナルのコースターをおすすめする理由、製作業者にオーダーするコツを詳しく解説します。
この記事を読むことで、コースターの主な役割がよく分かります。まずは、記事を読んでみてください
1.コースターの役割は?
最初に、コースターの主な役割や魅力について見ていきましょう。
1-1.すべり止めや水分吸収などが主な役割
コースターの主な役割には、以下のようなものがあります。
1-1-1.コップなどのすべり止め
コースターを敷くと、コップなどのすべり止めになります。ぬれたコップはすべりやすく、倒れやすいものです。コースターを敷くことで、すべりづらくなりうっかり倒してしまうことを減らすことができます。
1-1-2.水分を吸収する
水分を吸収することも、コースターの重要な役割です。冷たい飲みものをそそぐと、グラスなどに水滴が発生します。水滴が流れ落ちても、コースターがあれば水分を吸収してくれるのでテーブルをぬらさずに済むのです。
1-1-3.テーブルの傷を防ぐ
コースターを敷くことで、テーブルに傷がつくのを防ぐことができます。コップやグラスはガラスや陶器など硬い素材でできているため、木製のテーブルは傷がつきやすいのです。コースターを使えばクッションの代わりになり、摩擦や衝撃を防いで傷を防いでくれます。
1-1-4.テーブルのシミを防ぐ
コースターを使用すれば、テーブルにシミができるのを防ぐことも可能です。コップやグラスの水滴・こぼした飲みものなどをそのまま放置すると、テーブルにシミがつく原因になります。しかし、コースターが水滴を吸収してくれれば、ひどいシミにならずに済むでしょう。
1-2.店の印象アップや宣伝効果などを期待できる
コースターの主な魅力には、以下のようなものがあります。
- きちんとした店という印象を与えられる
- 店名などの宣伝効果を期待できる
- コレクターにアピールできて集客効果が期待できる
2.コースターの種類と特徴
コースターの主な種類と特徴を見ていきましょう。
2-1.コルク
コルク製のコースターは、軽くて吸水性に富むことから多くの飲食店で使われています。素朴なイメージがあることからも、昔ながらの喫茶店などで見かけることでしょう。ただし、汚れがつきやすく、水分を吸収した後で十分に乾燥させないとカビてしまうことがあります。経年変化により、表面がボロボロになりやすいのもデメリットです。
2-2.紙
最近は、紙のコースターを使う飲食店が増えています。紙のコースターの主なメリットは、使い捨てが可能で、汚れてもすぐに取りかえることができて衛生的な点です。また、かさばらないので保管も楽でしょう。デメリットは、素材やデザインによっては高級感に欠ける点・折れや破れが発生する点です。
2-3.布
布製のコースターもあります。布は吸水性に富み、汚れたら洗うことができるのがメリットです。コスパも比較的よく、好きなデザインの布を使うことで個性を発揮しやすい素材といえます。ただし、コルクと同様、汚れが染み込みやすく、管理が悪いとカビやすいことがデメリットでしょう。
2-4.珪藻(けいそう)土
最近では、珪藻土を使ったコースターを使用する例が増えています。珪藻土は水分を素早く吸収し、すぐに表面がサラサラになる素材です。使用後は、自然乾燥させれば吸水能力が戻り、繰り返し使うことができます。ただし、現時点ではごくシンプルな形状・色合いのものが多く、自由なデザイン・印刷を好む場合には向きません。
2-5.陶器製や金属製などもある
上記のほかにも陶器製・金属製・ゴム製のコースターを使用する例も見られます。店の個性やこだわりを特に強調したい場合に使用することが多いでしょう。いずれも使い捨てではなく、手入れをしながら使っていくことになります。
3.紙のコースターのオリジナル製作について
紙のコースターをオリジナル製作するメリットやオーダー方法などを解説します。
3-1.オリジナル製作の魅力やメリット活用方法
コースターをオリジナル製作することで、以下のようなメリットがあります。
- 好きなデザインや色で製作できる
- 他店との差別化になる
- 宣伝効果が期待できる
なお、優れたデザインのコースターは、マニアにとってコレクターアイテムになることもあります。遠方からもコースター目的で集客できるようになるなど、思わぬ効果を期待できるでしょう。
3-2.丸型や角丸型で70~90mm程度が一般的
オリジナルコースターの材質は、厚紙で以下のような形状・サイズで製作するのが一般的です。
- 形状:丸型・角丸型
- サイズ:70~90mm
- 厚さ:0.5~2.0mm
3-3.角型や変形タイプも製作可能
コースターの形状は、丸形や角丸型以外にも以下のようなタイプを製作可能です。個性豊かなデザインにしたい場合や実用性を高めたい場合には、特におすすめします。以下は、当マスプロックの一例です。
- 角型
- 変形(菊型・りんご型など17種類)
- ドリンクホルダー用
- 立体型
なお、業者によって製作可能な形状・仕上がりの大きさが異なるので、確認してください。
3-4.オフセット印刷で特殊加工も可能
オリジナルコースターは、オフセット印刷が一般的です。色数は、1色から4色使いまで選べます。また、型押し・箔(はく)押し・浮き出しなどの特殊加工も、オプションで可能な場合があるので、こだわりや高級感を出したい場合は検討するといいでしょう。なお、印刷の種類や特殊加工は、デザインとの相性もあるため、業者によく相談してみてください。
3-5.製作費用は1,000枚10,500円~に初版代を追加した金額が相場
オリジナルコースターの製作費用は、以下を目安にしてください。以下は、当マスプロックの費用一例(厚さ0.5mm)です。
- 1,000枚 :1色10,500円・2色13,000円・3色15,800円・4色24,500円
- 2,000枚 :1色12,000円・2色15,000円・3色18,000円・4色28,000 円
- 5,000枚:1色21,000円・2色25,000円・3色29,000円・4色35,000円
- 10,000枚:1色35,000円・2色41,000円・3色48,000円・4色60,000円
また、上記に加えて1色3,600円・2色7,200円・3色円10,800円・4色14,400円の初版代がかかります。なお、実際には厚さ・色数・印刷方法・枚数など、さまざまな要素によっても金額が大きく変わるため、詳しくは見積もりをもらって確認してください。
3-6.信頼できる業者選びのコツ
オリジナルのコースター製作は、以下の条件が当てはまる業者に依頼することをおすすめします。
- オリジナルのコースター製作実績が豊富にある
- 高品質な仕上がりで定評がある
- 豊富なサンプルから要望に合ったものを提案してくれる
- スタッフが親切で丁寧な対応をしている
- 見積もりは無料
- リーズナブルで明確な料金システム
- 希望納期に最大限合わせてくれる
- 顧客からの評判がいいい
なお、当マスプロックでも、オリジナルのコースター製作で豊富な実績があります。ご質問など何でもお答えいたしますので、まずは、お気軽にご相談ください。
4.コースターの製作に関するよくある質問
最後に、コースターの製作に関するよくある質問に回答します。それぞれ確認しておきましょう。
Q.コースターを上手に手作りするコツは?
A.最初に、材料をすべてそろえ、作り方と手順をしっかり確認しておくことです。作り方を見ながら進めると時間が余計にかかるので注意しましょう。また、時間に余裕をもって取り組むことも大切です。
Q.好きな紙を業者に持ち込んでオリジナルコースターを作ることはできる?
A.できません。依頼者が持ち込んだ紙では、品質を保証できない・印刷機械が故障する可能性があるからです。
Q.デザインデータの作成も依頼できる?
A.業者によっては有料で可能です。規定のデザインを組み合わせたり持ち込んだラフ絵をデジタル化したりすることもできます。思いどおりのデザインに近づけるためにも、業者とよく相談してください。
Q.業者に依頼したコースターの仕上がりが気にいらないのですが?
A.まずは、業者に連絡して現物を確認してもらいましょう。印刷ミスなど、明らかに業者の落ち度であるなら、無料でやり直してもらえるはずです。なお、業者が指示どおりに製作している場合は、依頼者負担でのやり直しとなります。
Q.以前製作したコースターを再注文する場合はどうすればいい?
A.業者に確認してください。タイミングによっては、デザインデータが破棄されず業者側に残っていることがあります。デザインデータがすでに破棄されていた場合は、再度デザインデータを送付して注文してください。
まとめ
今回は、コースターの役割について詳しく解説しました。コースターには、飲みものの水分吸収・テーブルのシミや傷予防・すべり止めなど多くの役割があります。オリジナルのコースターを製作して店名やロゴを入れれば、宣伝効果も期待できるでしょう。飲食店におすすめなのは、紙製のオリジナルコースターです。使い捨てできる・管理が楽・衛生的・コスパがいいなど、多くのメリットがあります。まずは、信頼できる業者によく相談し、デザインなどを決めるといいでしょう。