紙おしぼりと布おしぼりで迷う? メリット・デメリットを徹底比較!
飲食店では、食事の前にサービスでおしぼりが出ることがあります。おしぼりが出るお店は、清潔なイメージがあるため好感度が高くなるものです。さて、おしぼりの導入を考えている場合、紙おしぼりか布おしぼりで悩むこともあるでしょう。そこで、今回は、双方のメリット・デメリットを比較し、どちらがおすすめなのか解説します。
この記事を読むことで、おしぼりに関する基本がわかり、目的に合ったものを選んで発注できます。まずは、記事に目をとおしてみてください。
1.紙おしぼりについて
最初に、紙おしぼりの基本を解説します。
1-1.紙おしぼりの種類について
紙おしぼりには、サイズ・形・素材の組み合わせによってさまざまな種類があります。
- サイズ:185 mm×230 mm~
- 形:平型・丸型が一般的
- 素材:パルプ不織布・再生パルプ不織布・レーヨン不織布など
- 厚さ:高級感のある厚手タイプ
1-2.紙おしぼりの成分について
紙おしぼりは、通常、紙パルプ・再生紙・レーヨンなどの素材でできた不織布が使われています。ティッシュペーパーより破れにくく、使用したときに手に繊維が残ることもありません。紙おしぼりをぬらしているのは、防腐剤が配合された水です。人体には害がないものですから、安心してください。
2.紙おしぼりの魅力
紙おしぼりの魅力について、最近の傾向も含め、詳しく学びましょう。
2-1.紙おしぼりのメリット・デメリット
紙おしぼりのメリット・デメリットについて、それぞれ確認しておきましょう。
2-1-1.メリット
紙おしぼりには、紙ならではのメリットがたくさんあります。
- 使い捨て可能で衛生面に優れる
- 吸水性が高くふき取り性能に優れる
- 持ち運びしやすい
- 保管・管理が楽
- 場所を取らない
- オリジナルのパッケージデザインができる
2-1-2.デメリット
デメリットも理解しておきましょう。
- 布おしぼりのように温めたり冷やしたりしづらい
- 1枚の大きさが小さい
- 簡素なイメージがマイナスになることがある(高級レストラン・料亭など)
2-2.紙おしぼりの最近の傾向
紙おしぼりにも、環境に配慮する傾向があります。素材が再生紙100%でできている例です。使い捨てという点でエコからは遠ざかるものの、再生紙を利用することでエコに貢献できます。また、既成品のものよりも、独自のオリジナルデザインをパッケージに採用するところが増えているのが最近の特徴です。
3.紙おしぼりと布おしぼりの違いについて
紙おしぼりと布おしぼりの違いについて、布おしぼりの特徴を踏まえつつ考えてみましょう。
3-1.布おしぼりの特徴
布おしぼりは、以前からあるタイプで、手の汚れを1枚で十分にふき取ることができます。特に、昔からの飲食店は布おしぼりを採用していることが多いものです。紙おしぼりと比較すると高級なイメージがあることからも、根強い人気があります。しかし、最近では、徐々に衛生的で便利な紙おしぼりに移行する傾向があり、布おしぼりを使うお店は少なくなってきているのです。
3-2.布おしぼりのメリット・デメリット
布おしぼりのメリットとデメリットについて、それぞれ解説します。
3-2-1.メリット
- 使い回しができるので環境にやさしい
- 温めたり冷やしたりしやすい
- 紙おしぼりよりも大きめで手をふきやすい
3-2-2.デメリット
- 短いサイクルで業者に発注・回収・クリーニングを依頼する必要がある
- 管理コストが高い(温冷装置の電気代や注文・回収・クリーニング代など)
- 保管方法によっては不衛生になることもある(雑菌の繁殖が心配)
4.紙おしぼりのオリジナル製作について
紙おしぼりのオリジナル制作について詳しく解説します。満足できる仕上がりを手に入れるためにも、参考にしてください。
4-1.紙おしぼりをオーダーするメリット
紙おしぼりをオーダーするメリットはたくさんあります。主なものは、以下をご覧ください。
- オリジナルデザインで製作できる
- 管理が楽になる
- 衛生的
- 長期的に見れば安上がり(温冷の必要がない)
4-2.紙おしぼりはどんな場合にオーダーするか
紙おしぼりのオーダーは、以下のような場合に行います。
- 店舗のオリジナルおしぼりを製作したいとき
- 販促品・ノベルティ用
- 屋外でのイベント用
4-3.紙おしぼりのサイズや形について
紙おしぼりを製作するときに、サイズも選ぶことができます。たとえば、以下のようなサイズと形で製作可能です。
- 丸型(300 mm×290 mm・265 mm×240 mm・265 mm×175 mm)
- 平型(185 mm×230 mm)
丸型は折りたたんだものを端から丸めた状態で、平型は折りたたんだだけのものとなります。
4-4.デザイン・柄・色はどうする?
オリジナルの紙おしぼり製作するときには、デザイン・柄・色をどうするか考える必要があります。おしぼりは、使うときに目に入るので、高い宣伝効果が期待できるものです。できるだけ、印象に残るようなデザインを考えましょう。なお、印刷の制限(色数・印刷範囲・印刷方法)もあるため、業者とよく相談して決めてください。
4-5.紙おしぼりの印刷について
紙おしぼりの印刷方法は、業者によって異なります。たとえば、当マスプロックではグラビア印刷です。基本的に1色印刷ですが、オプションで2色印刷(追加費用が必要)にも対応できます。店名やロゴなど、簡単なデザインが仕上がりもよくおすすめです。写真など、高精細なデータには対応できないので注意してください。
4-6.紙おしぼりの料金相場について
紙おしぼりの料金相場は、形状・数量・デザイン・品質などあらゆる条件によって異なります。以下は、当マスプロックでご注文いただいた場合(それぞれ40,000本注文の場合)の目安としてお考えください。
- 丸型(300 mm×290 mm):344,000円+初版代40,000円
- 丸型(265 mm×240 mm):224,000円+初版代40,000円
- 丸型(265 mm×175 mm):184,000円+初版代40,000円
- 平型(185 mm×230 mm):72,000円+初版代40,000円
4-7.紙おしぼりの製作方法
紙おしぼりの製作は、以下のような流れで進みます。
- 依頼者と業者でデザインなどの詳細について打ち合わせる
- 依頼者がデザインを入稿する
- 業者が製作に入る
- 納期までに完成後、納品して完了
なお、オリジナルデザインでの製作は、約2か月を目安にしてください。
4-8.紙おしぼりの注文方法
紙おしぼりを注文するときは、業者に以下のことを確認して注文しましょう。
- 最小ロット数
- 納期(デザイン入稿締め日も)
- 製作費用(総額)
- 支払期日
実際に注文するときは、行き違いがないように注意しましょう。正式に注文を受けると、確認書が郵送もしくはメールなどで送られてくるので内容をチェックしてください。
4-9.オリジナルの紙おしぼり製作の相談窓口
オリジナルの紙おしぼり製作の悩みや相談は、実績豊富な業者の相談窓口を利用するといいいでしょう。具体的に作りたい内容が決まっている場合は、見積もりをもらうこともできます。また、デザインに悩むのなら、実例を紹介してもらいましょう。実際にどんなものができるのか参考になります。なお、当マスプロックでも、紙おしぼり製作で多数の実績があり、お役に立てますのでぜひご相談ください。
4-10.紙おしぼりのオリジナル製作に関する注意点
紙おしぼりの発注は、予算と品質のバランスを考えて決めることが大切です。オリジナルの紙おしぼりは、初期費用が高めになります。使いきれる期間を考え、無理のない注文をしましょう。再発注をするときには最小ロット数も少なくなるのでコストが下がります。なお、業者との相談時に、高いオプションを押しつけてくるところは契約を見合わせましょう。依頼者の立場になって考え、最適な提案をしてくれる業者を選ぶことが満足度の高い結果を導きます。
5.紙おしぼりと布おしぼりに関するよくある質問
最後に、紙おしぼりと布おしぼりに関するよくある質問に回答します。実際にほかの人が疑問に思う内容ですから参考になるでしょう。
Q.気に入った紙でおしぼりにしてもらえますか?
A.紙を持ち込んで印刷することはできません。紙おしぼりは、パッケージに印刷後、おしぼりを入れて仕上げます。印刷品質を維持するためなど、すべて業者指定の紙となるので注意しましょう。
Q.最小ロット数以下での発注は可能ですか?
A.まずは、業者に相談してください。業者によっては、最小ロット数以下の発注が可能な場合があります。ただし、1枚当たりの単価が上がる可能性もあることを理解してください。また、最小ロット数以下の注文でも、納期は基本的に同じです。
Q.できるだけ納期を短くしてもらうアイデアは?
A.業者に急ぎで作ってもらいたいことを伝え、スケジュール調整ができるか検討してもらいましょう。スケジュールに余裕があれば対応してもらえる可能性があります。また、デザインの入稿をできるだけ早くすることも大切です。なお、短納期での製作は業者によってオプション費用がかかる場合もあるでしょう。
Q.紙おしぼりのデザインも依頼可能ですか?
A.簡単なデザインであれば、オプションで引き受けている業者もあります。デザインも引き受けているか確認してみましょう。なお、紙おしぼりのデザインは、ほかの印刷物製作よりも簡単なパターンとなることが多いものです。思いどおりの仕上がりに近づけるためにも、まずはご自身で挑戦してみることをおすすめします。
Q.本注文の前にサンプルをもらえるのでしょうか?
A.基本的に、サンプルは出してもらえません。ただし、個別の相談にオプションとして色校正見本を出してもらうことも可能です。納期は遅くなりますが、仕上がりが気になる人は利用を考えてみてください。
まとめ
今回は、紙おしぼりと布おしぼりのメリット・デメリットを比較しながら、詳しく解説しました。今は、布おしぼりよりも使い捨てができて管理も楽な紙おしぼりが主流です。紙おしぼりなら、オリジナルデザインをパッケージに印刷することもできます。使うときに、必ず目に入るため、宣伝効果も高いでしょう。それに、紙おしぼりならばノベルティとして配ることもできるのです。オリジナルデザインの紙おしぼりは、愛着もひとしおでしょう。どんなデザインがいいのかについては、信頼できる業者に相談してアドバイスをもらいながらじっくり考えてみてください。