入りやすい飲食店と入りにくい飲食店の違いは?集客率アップのコツ

「なんとなく入りづらいなぁ…」とお店の前で戸惑ったことはありませんか? 行きたかったお店でも外観の雰囲気が悪いとテンションが低くなるものです。飲食店の数は非常に多いですが、「入りやすいお店」と「入りにくいお店」にわかれています。

そこで、入りやすいお店・入りにくいお店それぞれの特徴をご紹介しましょう。自分の飲食店を盛り上げるためには、女性1人でも入りやすい外観にしていかなければなりません。

  1. 入りやすいお店の特徴
  2. 入りにくいお店の特徴
  3. 入りやすいお店にするポイント

1.入りやすいお店の特徴

「入りたいのに入ることができない」と悩むお客様は非常に多いです。店舗の外観はお客様の気持ちを固める大切なポイントになります。せっかく興味を持ってくれたお客様を逃がさないためにも、入りやすいお店にしていきましょう。

1‐1.店頭看板でお店のメニューを表示している

入りやすいお店と入りにくいお店では、「店頭」で差が出ています。入りにくいお店の店頭は、何の看板を置いていません。看板を出していたとしても何を伝えたいのかまったくわからないものが多いです。

一方、入りやすいお店の店頭にはわかりやすくお店のメニューを表示しています。たとえば、カフェの場合、売りとなるカフェオレをおすすめしているのです。お客様はメニューを見て「自分の目的の飲食ができるか」を判断します。看板はお店の売りを出す絶好のアイテムです。しっかり売りとなるメニューを出してください。

また、メニューと一緒に「価格提示」も必要です。お客様の「価格に対する不安」を店頭で取りのぞきましょう。

1‐2.明るい雰囲気を持った外観

お客様は店舗の第一印象を外観で決めています。外観が暗く汚いと内観も悪いイメージを持つものです。お店の第一印象となる外観は常に清潔さを保ちましょう。特に、飲食店は口に入るものを提供しているので清潔感が最も大切です。外観をキレイにするだけでも良い印象を与えることができるでしょう。そして、できるだけ明るい雰囲気を演出したほうがお客様の不安も薄まります。明るい雰囲気を持った店舗は入りたくなるものです。暗くてわからない店舗は「本当に営業しているのかな?」と不安をあおってしまいます。

また、メニューを表示するときは「写真」も追加するといいでしょう。実際に写真を見ることで、店内に入るハードルをさげることができます。

1‐3.店内の様子がわかる扉

お店に入るには扉をあけなければなりません。お客様にとって最もハードルが高いのは「お店の扉」です。お店の扉をあけるまでさまざまな不安を持っています。入りやすいお店のほとんどは、店内の様子がわかる扉です。お客様が出入りするたびに店内の様子がわかるようになっています。入り口となる扉を全開にする、のれんの真ん中をめくる、店内の様子を屋外で流すなどさまざまな工夫をしているのです。できるだけ、お客様が気軽に入ることができるように努力しているのがわかります。

実際に、お店の扉を自動ガラスドアに替えただけで集客率がアップしたお店もあるほどです。店内がわかりにくい扉にしているお店は、ぜひ店内の様子がわかるような工夫をしてみてください。

入りやすいお店は明るく開放感があるんですね。
はい。また、中の様子がよく見えます。

2.入りにくいお店の特徴

2‐1.店名だけ表示している

店名だけ表示しているお店にあなたは入りたいと思いますか? あらかじめ何のお店か情報を入手しておけば入りやすくなるでしょう。しかし、初めて行くお店なら入るまで時間がかかります。最悪なケース、ほかのお店にしようとお客様がいなくなってしまうでしょう。入りやすいお店はメニューや価格を店頭の看板で表示しています。

一方、入りにくいお店は名前だけ表示しているところがほとんどです。何の料理を提供しているのか、価格帯はいくらになるのかわかりません。まさに、お客様が不安に感じている点を押さえているのです。銀座のクラブなら店名だけでもいいでしょう。けれども、飲食店はきちんとお店の「売り」を店頭で伝えなければなりません。

2‐2.店内が見えづらい

入りにくいお店は「店内が見えづらい」特徴があります。飲食店の場合、店内が混んでいないかどうか、営業しているのかお客様は入る前に知りたいでしょう。しかし、店内の様子がわからない外観は確認できません。扉をあけるしか方法はないので、勇気が必要になります。

特に、個人経営のお店はあたりはずれがあるので入る前に諦めるケースが多いです。また、店内が見えづらいと同時に、「扉があけにくい」という特徴もあります。自動ドアではなく、引き戸や横引きのドアは入りづらい印象を与えてしまうでしょう。店内が見えづらい+あけにくそうな扉はお客様を逃がしてしまいます。できるだけ、店内が見えやすく、あけやすい扉に改善しなければなりません。

店名だけが表に出ているお店は入りにくいんですね。
はい。高級店の雰囲気が漂う店といえばイメージしやすいでしょう。

3.入りやすいお店にするポイント

3‐1.店舗の外観・扉を改善する

入りやすいお店と入りにくいお店の特徴を把握すれば、入りやすいお店に改善できます。飲食店はお客様が入らなければ運営できません。集客率をアップするには、まず入りやすいお店にすることが1番でしょう。入りやすいお店にするためにも、「店舗の外観」「扉」に注目してください。お客様にとって入りやすい、明るい雰囲気が好ましいです。飲食店によってコンセプトがあるでしょう。

たとえば、木材を意識した暖かい雰囲気を出していきたいのなら、植物・木材を利用した暖かみのある外観をつくりましょう。おしゃれでモノトーン調にしたいのなら、黒と白でスッキリとした外観など、コンセプトに沿うことが大切です。

また、最も売りたいメニューを看板に出してください。メニュー内容と価格を表示するところに、「コーヒーだけでもどうぞ!」と一言つけ加えるとなおさらいいですよ。そして、扉は全開にするなど店内の様子をわかりやすくするといいでしょう。「どんなお店なのか」外観でわかると入りやすくなりますよ。

3‐2.従業員の姿を見せる

店頭や外観、デザインはもちろん大切ですが、従業員の姿を見せることも大切です。お店の前をキレイに掃除する、店頭看板を整理するなど、たまにお店の外に出て姿を見せてください。従業員の姿を確認したお客様は「きちんと営業している」と安心できます。さらに、出入りすることで店内の様子もチェックできるでしょう。

そとに出て作業をするときは、できるだけ穏やかな行動・態度を心がけてくださいね。従業員の態度=お店の雰囲気につながります。態度が悪ければ悪い印象を持ってしまうでしょう。そして、定期的に店頭を整理しておけば、キレイな外観を保つことができます。飲食店は何よりも清潔さが大切ですよ。

従業員の姿を見せることも大切なんですね。
はい。また、メニューを外に出しておくのも効果的です。

まとめ

入りやすいお店と入りにくいお店の特徴、入りやすいお店にするポイントについて説明しました。飲食店の集客率は入りやすいお店かどうかにかかっています。集客率が伸び悩んでいる飲食店は、それぞれの特徴を把握して改善ポイントをつかみましょう。入りやすいお店は自分たちの売りメニューと価格を店頭に提示しています。何のお店なのか、何を提供しているのかお客さんに伝えるのがうまいのです。

まずは、お店のコンセプトを明確にして売りに出すメニューを看板に提示していきましょう。また、外観や扉も大きなポイントになります。実際に、繁盛している飲食店の外観を確認して、自分のお店と比較してみてください。客観的に見ることができるでしょう。