コースターに使われる素材は何種類くらい? 形やデザインの種類は?
食卓をオシャレに飾るグッズはいろいろありますが、実用性とデザイン性を兼ね備えたものとして、コースターがあります。
今回は、コースターに使われる素材やサイズ、さらに用途などをご紹介しましょう。
コースターにはさまざまな種類があります。
飲食店で使うのに適したものもあれば、自宅でお客様をもてなすのに適したものもあるでしょう。
この記事を読めば、どんなときにどのようなコースターを使ったらよいのかの参考になります。
コースターを使いこなしたいという方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。
1.コースターは何のためにある?
コースターとは、飲み物が入った器の下に敷く道具です。
本来は、冷たい飲み物を出すときに、グラスについた結露でテーブルなどがぬれるのを防ぐために使われます。
しかし、今は飲み物を出す方への敬意を表すためにも使われているのです。
ですから、結露の出ない温かい飲み物の下にもコースターを敷くこともあります。
コーヒーや紅茶のカップについているソーサーも、広い意味でコースターの一種です。
2.コースターの形やサイズとは?
コースターにはいろいろな形やサイズがあります。
スタンダードなものは丸や四角ですが、中には星形や不定形など、デザイン性に富んだものもあるのです。
サイズは、縦横の幅が90ミリ、厚さが1ミリというのが通常のサイズになります。
しかし、これよりも大きいものや小さいものもたくさんあるのです。
ただし、一般的なグラスが乗らないサイズのコースターは実用的ではありません。
3.コースターに使われる素材とは?
この項では、コースターに使われている素材をご紹介します。
実用的なものとデザイン性の高いものとに分けて、ご紹介していきましょう。
3-1.実用性の高い素材
コースターは、コップの外側についた水滴を吸収するために敷かれています。
ですから、厚紙や布、コルク、フェルトなど吸水性の高いものは実用性も問題ありません。
しかし、最近増えてきたシリコン製のコースターは、吸湿性は高いですが吸水性は布や厚紙に比べると低いでしょう。
ですから、暑い日に冷たい飲みものを出す場合はシリコン製のコースターは避けた方が無難です。
温かい飲み物を出す場合は問題ありません。
3-2.デザイン性の高い素材
木や竹、ガラスや石、陶器などでできたコースターは実用性よりもデザイン性を重視しています。
ですから、冷たい飲み物に使う場合は、おしぼりなどを添えるとよいでしょう。
逆に、温かい飲み物を載せる場合は、布や厚紙製のコースターを使うより高級感があります。
煎茶を載せる茶托(ちゃたく)などはその代表例でしょう。
今は、布製のコースターに煎茶を入れて出すこともありますが、改まった席では茶托(ちゃたく)が必須です。
4.コースターの意外な使い道とは?
コースターは表面が平らで一定の面積があります。
また、厚紙を使ったものは大量生産も可能です。
ですから、コースターの表面に文字や絵を印刷して宣伝に使えます。
たとえば、店名とイラストを組み合わせたオシャレなデザインを印刷すれば、人目を引きやすいです。
会社などに飲み物を出前する喫茶店は多いですが、そんなときにオリジナルのコースターを持参すれば、よい宣伝になるでしょう。
かつては、マッチが飲食店のよい宣伝グッズでした。
デザインの高いマッチはコレクターズアイテムにもなり「マッチコレクター」もたくさんいるのです。
しかし、現在はマッチの需要も減りマッチを置いている喫茶店はごくわずかになりました。
これからは、コースターがマッチに変わるコレクターズアイテムになるかもしれません。
また、飲食店以外でも、コースターは宣伝に使えます。
たとえば、映画やアニメなどを宣伝したい場合、コースターにポスターやキャラクターを印刷して、ロケ地などの飲食店で使ってもらうのです。
実際に、コースターで映画宣伝をしている居酒屋などもすでにあります。
また、最近流行(りゅうこう)の「コラボカフェ」は、来店するとコースターが特典としてもらえることも多いです。
このようなコースターはインターネットオークションで、高値で落札されることもあります。
5.コースターはどうやってお手入れすればいいの?
厚紙などのコースターは使い捨てですが、そのほかの素材でできたコースターはお手入れが必要です。
この項では、その方法をご紹介しましょう。
5-1.布製やフェルト製のコースター
布製やフェルト製のコースターは洗濯できます。
ただし、フェルト製のコースターは洗濯機で洗うと縮む可能性があるのです。
ですから、数が少ない場合はぬるま湯にオシャレ着用の洗剤を入れて手洗いしてください。
木綿や麻のコースターは洗濯ネットに入れて洗えば大丈夫でしょう。
布製のコースターは飲み物をこぼすとシミになる場合があります。
特に、果汁100%のジュースをこぼした場合は、すぐに洗ってください。
時間がたつほど取れにくくなります。
5-2.木製や竹製のコースター
木製や竹製のコースターは、固く絞ったぬれふきんでぬぐえばきれいになります。
洗っても問題はありませんが、乾燥が不十分なまましまうとカビがはえることがあるのです。
ですから、水につけてしっかりと洗った場合は、完全に乾かしてからしまいましょう。
5-3.そのほかの素材のコースター
シリコン製のコースターは、使うたびにじゃぶじゃぶと水で洗っても問題ありません。
ただし、食器乾燥機で乾かすとひび割れてしまうので、自然乾燥をしましょう。
ガラスや石などは、木製のコースターと同じように固く絞ったぬれふきんでふけば大丈夫です。
割れ物ですから気をつけて扱いましょう。
コルク製のコースターは基本的に洗いません。
水に長くつけすぎると、モロモロになって割れてしまいます。
ですから、ひどい汚れがついたらぬれふきんでこすり落とし、汚れが落ちなくなったら捨ててください。
5-4.飲食店で使う場合は、お手入れが簡単なものを選ぼう
飲食店でコースターを使う場合は、お手入れが簡単なものが一番です。
陶器製ならば食器洗い機で洗えますし、厚紙製のものはそのまま捨てられます。
布製のものは、まとめて洗えるでしょう。
今は、インターネットを利用すればさまざまなコースターが買えますし、オリジナルデザインのものを手ごろな値段で作成できます。
器との組み合わせを考えてコースターを選ぶのもすてきです。
6.おわりに
いかがでしたか?
今回はコースターの種類についてご説明しました。
まとめると
- コースターにはいろいろな素材がある。
- 形は円形が基本だが、四角いものや不定形のものもある。
- 厚紙製のコースターは宣伝に使える。
ということです。
コースターは、工夫しだいでいろいろな使い方ができます。
また、同じ紙でも和紙を使ったものと折り紙を使ったものでは、印象も使い心地もまるっきり違うでしょう。
店主の個性が最も出るアイテムといってもよいですね。
ただし、デザインを優先するあまり使いにくいコースターを使うのはお勧めできません。
たとえば、木製のコースターは温度によって飲み物の器にくっついてなかなか取れなくなります。
これは、器の底とコースターがぴったり密着しているために起こる現象。
ですから、凸凹したデザインのものに変えれば解決します。
このように、デザイン性と使いやすさのバランスをよく考えて選びましょう。