オーナーとして知っておきたい!お客が飲食店をリピートする理由としない理由

飲食店繁盛のためには「リピーターの確保」が重要なポイントになります。
何度もお店に足を運んでくれるお客さまは、間違いなくそのお店の売り上げを伸ばしてくれるでしょう。
飲食店のオーナーとして、お客さまが「また来たい」と思うお店作りを考えていかなければなりません。

そんなオーナーさまたちのために、飲食店にお客さまがリピートする理由、リピートしない理由、リピート率を上げるための方法をまとめてみたいと思います。

目次

  1. お客さまがリピートする理由
  2. お客さまがリピートしない理由
  3. リピート率を上げるための方法
  4. まとめ

1.お客さまがリピートする理由

お客さまにとって「リピーターになりたい」と思う飲食店とは、どのようなお店なのでしょうか。
お店のリピート率を上げるために、絶対に知っておくべき理由をご紹介します。

1-1.味と料金のバランスがとれている

飲食店を選ぶ上で重視するのは、やはり「味」でしょう。
おいしい食べ物や飲み物は、1日の疲れを癒(い)やしてくれます。
気の合う友人と盛り上がるときも、恋人と特別な時間を過ごすときも、おいしい料理があればさらに気分がよくなるものです。
おいしい料理を提供している飲食店は、世の中にたくさんあります。
しかし、そのすべてが「リピート率の高いお店」であるかどうかは疑問でしょう。
問題は「味と料金のバランスがとれているか」ということ。
「安ければよい」というものではありません。
そして、「おいしければよい」というものでもないのです。
「この料理ならこのくらいの料金を払ってもよい」と思ってもらえるような料理。
そのような料理を提供しているお店こそが、リピーターを生み出すのです。

1-2.スタッフの接客態度がよい

お客さまのアンケートを集計した結果、そのお店に「また来たい」と思う理由の第1位が「スタッフの接客態度がよい」というものでした。
どんなにおいしい料理が出てくるお店でも、スタッフの接客態度が悪ければ意味がありません。
お客さまの印象に残るためには、接客態度も重要なポイントになるのです。

  • メニュー選びに迷っていたら的確なアドバイスをくれた
  • 声をかけなくても、必要なときすぐに来てくれた
  • 複数のスタッフが店外まで見送ってくれた

このような接客を受けたお店のことは、いつまでも覚えているものです。
「また会いたいと思うスタッフがいる」という理由で、リピーターになるお客さまも少なくありません。

1-3.お店の雰囲気がよい

店内が清潔であることは絶対条件です。
ただきれいなだけでなく、雰囲気作りができているお店には「居心地のよさ」を感じますよね。
初めての飲食店を選ぶときの基準は「お店の見た目や雰囲気」でしょう。
雰囲気のよいお店は入りやすいものです。
「このお店にいると落ち着く」「もっといたい」と思うお店には、必ずリピートするでしょう。

2.お客さまがリピートしない理由

では、お客さまにとって「リピートしない」と思う理由にはどのようなものがあるのでしょうか。

2-1.料理提供が遅い

料理が出てくるスピードが遅いお店に、よい印象を持つ人はいません。
「お腹(なか)がすいているのに料理が全然出てこない」「飲み放題なのに飲み物が出てくるまで時間がかかる」という経験はあるでしょう。
飲み放題コースには時間制限があるため、すぐに新しい飲み物が出てこないと損をしてしまいます。
「もっとたくさん飲めたはずなのに」と腹を立ててお店を後にすることもあるのではないでしょうか。
このような経験をしたお店には「もう行きたくない」と思うのが当然です。

2-2.接客態度と居心地が悪い

料理に問題がなくても、スタッフの接客態度が悪いお店はリピート率も低くなります。

  • スタッフのやる気がない
  • 大声で読んだらやっと来てくれた
  • マニュアルどおりで融通がきかない

そのようなお店は、居心地も悪いものです。

2-3.理由は特にない

飲食店にリピートしない理由として最も多いのは「特にない」というものです。
そのお店に「また行きたい」と思う理由が特にないために、リピートしないのでしょう。
どこが悪かったわけでもない。
しかし、どこがよかったわけでもない、ということです。
同じような飲食店はたくさんあります。
「またあのお店に行く必要はない」「今度は別のお店に行ってみたい」…。
そのような理由で、お客さまは離れていってしまうのです。

3.リピート率を上げるための方法

最後に、飲食店のリピート率を上げるための方法をいくつかご紹介します。

3-1.思い出してもらう

リピーターを増やすために最も効果的な方法は「お客さまに思い出してもらう」ことです。
「お腹(なか)がすいたのでお店に行こう」「友達とご飯を食べに行きたい」と思ったときに、そのお店のことを思い出してもらいましょう。
お客さまがリピートしなくなる1番の原因は「そのお店のことを忘れてしまう」ためなのです。
つまり、思い出してもらうだけで、リピート率を上げることはできるでしょう。
思い出してもらうためには、定期的に連絡する必要があります。
DMやメールなど、手段はいくらでもあるでしょう。
ただし、しつこくDMやメールを送るのは迷惑行為です。
大切なのは「そのお客さまにとって必要な情報を届けているか」ということ。
自分にとって役立つお得な情報であれば、お客さまもきっと喜んでくれるはずです。

3-2.「ホッとできる」環境を作り出す

お客さまにとって落ち着ける場所であるかどうかは、お店のリピート率を大きく左右します。
もちろん、開放感のある賑(にぎ)やかなお店の方が落ち着く人もいれば、狭く静かな空間を好む人もいるでしょう。
「ホッとできる空間」の概念は人それぞれなのです。
大切なのは、コンセプトに合った店作りをすること。
すべてのお客さまにとって心地よいお店になるように、努力しなければなりません。

4.まとめ

飲食店にリピートする理由についてご紹介しました。

  • お客さまがリピートする理由
  • お客さまがリピートしない理由
  • リピート率を上げるための方法

「お客さまがリピートする理由としない理由を知りたい」「リピート率を上げるにはどうすればよいのか」という人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。